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エドワード・W・サイードの著作

エドワード・W.サイード について書かれた本 他


文化と帝国主義(2)
 エドワード・W.サイード /大橋洋一  みすず書房 271頁 4,200円 2001年7月  ISBN:462203204X 
帝国への抵抗、遡航、そして解放の文化へ、ポストコロニアル時代の課題を、心をこめて語る。フォースター、イェイツ、ファノンなどの作品を“対位 法”的に読み解いたサイード渾身の論考。
第3章 抵抗と対立
  (ふたつの側がある
   抵抗文化の諸テーマ
   イェイツと脱植民地化
   遡航そして抵抗の台頭
   協力、独立、解放)
第4章 支配から自由な未来
  (アメリカの優勢―公共空間の闘争
   正統思想と権威に挑戦する
   移動と移住)


文化と帝国主義(1)
 エドワード・W.サイード /大橋洋一  みすず書房 348頁  4,700円  1998年12月 ISBN:4622031973 
19世紀と20世紀を通して破竹の勢いで進展してきた帝国主義。イギリスやフランスをはじめとした西洋諸国は、世界地図のアジアやアフリカの部分を「われら」の土地として塗りつぶしていった。宗主国の国民は、また植民地化された「原住民」は、それぞれこの事態をどうとらえていたのだろう。そして文化は、帝国主義とどのような関係にあるのか。とりわけ、ルカーチによれば「近代」の形式である小説、それもその最高の芸術的成果 が帝国主義とどう絡みあってくるのか。サイードは、歴史意識を前提としつつも、文学の地政学ともいうべき方 法論を駆使して、両者の関係を考察する。
第1章 重なりあう領土、からまりあう歴史
  (帝国、地理、文化
   過去のイメージ、純粋なものと混淆的なもの
   ふたつのヴィジョン―『闇の奥』における
   乖離する経験 ほか)
第2章 強化されたヴィジョン
  (物語と社会空間
   ジェイン・オースティンと帝国
   帝国の文化的統合
   帝国の作用―ヴェルディの『アイーダ』 ほか)


遠い場所の記憶 自伝
 エドワード・W.サイード/中野真紀子 みすず書房 351頁 4,300円 2001年2月  ISBN:4622032066 
「あるべきところから外れ、さ迷いつづけるのがよい」エルサレム、カイロ、レバノン、そして合衆国。遠い記 憶に呼びかけながら20世紀の一つの家族と時代をみごとに描く、感動のメモワール。

パレスチナへ帰る
 エドワード・W.サイード /四方田犬彦 作品社 173頁  2,000円  1999年9月  ISBN:4878933291 
45年ぶりの帰郷が目にするアラファト専制下の擬制の自治。侵略者イスラエルの蛮行と無能な指導者との二重支 配に喘ぐ民衆の苦悩を描く、痛憤のルポルタージュ。
パレスチナ
イスラエルへ帰る
戦争と平和のあいだに迷いて
悲嘆の普遍性のなかのふたつの民族
アメリカの 悲劇
サイードとパレスチナ問題(四方田犬彦)

ペンと剣
 エドワード・W.サイード /中野真紀子 クレイン/平原社 255頁 2,200円  1998年4月  ISBN:4906681026 
ナショナリズムの時代に終止符を打つべく構想されるパレスチナへの闘いの記録。
第1章 パレスチナ人の祖国追放をめぐる政治と文化
第2章 オリエンタリズム再訪
第3章 ペンと剣―文 化と帝国主義
第4章 イスラエルとPLOの合意―批判的評価
第5章 パレスチナ―歴史への裏切り

平凡社ライブラリー
 知識人とは何か
 エドワード・W.サイード /大橋洋一  平凡社 235頁 840円  1998年3月  ISBN:4582762360 
「知識人とは亡命者にして周辺的存在であり、またアマチュアであり、さらには権力に対して真実を語ろうとす る言葉の使い手である。」著者独自の知識人論を縦横に語った講演。
第1章 知識人の表象
第2章 国家と伝統から離れて
第3章 知的亡命―故国喪失者と周辺的存在
第4章 専門家とアマチュア
第5章 権力に対して真実を語る
第6章 いつも失敗する神々
みすずライブラリー
 イスラム報道
 エドワード・W.サイード /浅井信雄  みすず書房 223頁 2,500円 1996年12月  ISBN:4622050099 
マスメディアに現われるフィクションとしての「イスラム」。現代アメリカ最高の批評家が、その造出過程を見 事に抉り、「知と権力」の構造を鋭く撃つ問題作。
第1章 ニュースとしてのイスラム   (イスラムと西洋世界/解釈の社会集団/「王女」エピソードの背景)
第2章 イラン報道          (聖なる戦い/イラン喪失/未検証の隠された仮説/もうひとつの別 の国)
第3章 知識と権力          (イスラム解釈の政治学:正統的知識とアンチテーゼ的知識/知識と解釈)

音楽のエラボレーション
 エドワード・W.サイード /大橋洋一 みすず書房 196頁 2,200円 1995年12月  ISBN:4622042517 
グレン・グールドとは、コンサートとは、西欧クラシック音楽とは何か。社会と音楽との相互越境関係をみごとに練り上げた、真の知識人がおくる驚異の批評。
1 厳粛な非日常性としてのパフォーマンス
2 音楽における脱領域的要素について
3 旋律、孤独、肯定

パレスチナとは何か
エドワード・W.サイード /島弘之  岩波書店  269頁  2,820円  1995年8月  ISBN:4000029673 
1993年の暫定自治合意後も戦火がたえることのないパレスチナ。サイードはパレスチナからアメリカへの政治的流氓の体験をふまえ、パレスチナ人の生活を内側から描くことによって問題の本質に迫った。多数の写 真とともに問いかける本書の記述は具体的であり、予備知識がなくても心を打たずにはおかない。中東問題だけでなく、現在の民族問題、ボーダーレスの世界を考えるための必読の書。

1 現状/2 内側の諸相/3 創発/4 過去と未来

ウニベルシタス叢書
 世界・テキスト・批評家
 エドワード・W.サイード /山形和美  法政大学出版局 533頁  5,800円  1995年7月  ISBN:4588004808 
テキストと、テキストの具体的な諸相を伝えるトポス=「世界内現実」との輻輳した類縁関係を明確に分析。現代の批評理論の新たな地平を開く。
序 章 世俗批評
第1章 世界・テキスト・批評家
第2章 スウィフトのトーリー的無秩序
第3章 知識人としてのスウィフト
第4章 コンラッド―語りの表象作用
第5章 反復について
第6章 独創性について
第7章 現代批評の路線
第8章 アメリカの「左派」文学批評について思うこと
第9章 文学と体系の間 の批評
第10章 移動する理論
第11章 レーモン・シュワップと思想のロマンス
第12章 イスラム、文献学、フランス文化―ルナンとマシニョン
終 章 宗教的批評

知識人とは何か
 エドワード・W.サイード /大橋洋一  平凡社 219頁 1,748円   1995年5月 ISBN:4582702198 
現代世界において知識人に課せられた役割を論じ、権力・メディア・政治にいかにかかわるべきかを自由な精神 に向けて呼びかける。英国のBBCで放送された1993年の連続講演(6回)の単行本化。
第1章 知識人の表象
第2章 国家と伝統から離れて
第3章 知的亡命―故国喪失者と周辺的存在
第4章 専門家とアマチュア
第5章 権力に対して真実を語る
第6章 いつも失敗する神々

平凡社ライブラリー
 オリエンタリズム(上)
 エドワード・W.サイード /今沢紀子 平凡社  456頁  1,553円  1993年6月 ISBN:4582760112  
第1章 オリエンタリズムの領域
 (東洋人を知る
   心象地理とその諸表象―オリエントのオリエント化
   プロジェクト
   危機)
第2章 オリエンタリズムの構成と再構成
 (再設定された境界線・再定義された問題・世俗化された宗教
   シルヴェストル・ド・サシとエルネスト・ルナン―合理主義的人類学と文献学実験室
  オリエント存住とオリエントに関する学識―語彙記述と想像力とが必要とするもの
   巡礼者と巡礼行―イギリス人とフランス人)

平凡社ライブラリー
 オリエンタリズム(下)
 エドワード・W.サイード /今沢紀子  平凡社 474頁 1,553円  1993年6月 ISBN:4582760120  
第3章 今日のオリエンタリズム
 (潜在的オリエンタリズムと顕在的オリエンタリズム
   様式、専門知識、ヴィジョン―オリエンタリズムの世俗性
   現代英仏オリエンタリズムの最盛期/最新の局面)
   オリエンタリズム再考

ウニベルシタス叢書
 始まりの現象 意図と方法
 エドワード・W.サイード /山形和美 法政大学出版局 614頁 6,300円  1992年2月 4588003585 
聖的・神話的・特権的な〈始源〉に対立する俗的・意図的・生産的活動としての〈始まり〉の発想を批評一般 ・方法論・歴史的分野に適用し、ヴィーコとフーコー、デリダらを結ぶ脱中心化の思考に依拠しつつ、18世紀以降の思想と文学を解読した画期的な批評理論。
第1章 始まりとなる発想
第2章 始まりの現象についての省察
第3章 始まりを目指すものとしての小説
第4章 テキストをもって始める
第5章 文化の基本要件―不在、エクリチュール、陳述、言述、考古学、構造主義
第6章 結び―その作品における、また本書におけるヴィーコ

イスラム報道
 ニュースはいかにつくられるか
 エドワード・W.サイード /浅井信雄  みすず書房 232頁   2,200円 1986年12月 4622006170 
 

テオリア叢書
 オリエンタリズム
 エドワード・W.サイード /今沢紀子  平凡社 424頁 5,243円   1986年10月 4582744028 
 


エドワード・W.サイード について書かれた本 他

言語空間の崇高性
ロゴスへの意志
山形和美  彩流社 318頁 3,200円  1999年8月 
俗なる人間世界の「言語空間」がいかに「崇高なるもの」に変容するか!その力学・様態を探る。
「聖なるもの」と「俗なるもの」―その関係の虚構構造
キリスト教徒作家と文学
ジェイムズ・ジョイス―書
主体の隠蔽
T.S.エリオット(ジョイスに対する複合的崇拝/『荒地』をどう読むか/詩の非個性理論)
C.S.ルイス―個性理論の異端性
ポストコロニアル文学論―
一つの序説/エドワード・W.サイード― 「世界内現実」の弁証法
ハロルド・ブルーム―カバラー的原理から実践批評へ
ポール・ド・マン―ロマン派
文学論とペルソナの消失
テリー・イーグルトン―「理論」の存在論的位相

世界文学のフロンティア(1)
旅のはざま
今福竜太 岩波書店 271頁 2,400円 1996年12月 400026141X 
旅(バレンスエラ,ルイサ)/プラ・ダーレム、死の寺院(リンギス,アルフォンソ)/冬の精神―亡命生活についての考察(サイード,エドワード・W.)/戦いの後の光景(ゴイティソーロ,フアン)/バハマからのレポート(ジョーダン,ジューン)/ボーダーの呪術師(ゴメス=ペーニャ,ギリェルモ)/野生の舌を飼い馴らすには(アンサルドゥーア,グロリア)/『真夏』より(ウォルコット,デレク)/私の外の他者私の内の他者(ミンハ,トリン・T.)

開かれた言葉
文学空間の亀裂
山形和美  彩流社 310頁  2,718円  1992年4月 4882022222 
文学作品は実人生とはいかなる関係も持たない世界を構成するものでありながらも、それは実人生とある特殊な関わり方をするといったような、文学作品特有のいわば矛盾した複合性が文学作品のレーゾン・デートルとなっているという理解に立って、閉じられた文学空間に亀裂を生ぜしめてそれを外に向けて開き、同時にその亀裂を通 して異界の暴力的とも言える力を作品空間内に呼び込む文学言語に潜む圧力を多角的に追求した批評の作業。
【目次】 1 開かれた言葉―ウォルター・オングから始めて
2 世界を読み解くメタファー―ノースロプ・フライ
3 仲介者としての解釈家の運命―フランク・カーモード
4 現代文学理論とユダヤ的発想―スーザン・A.ハンデルマン
5 誤読の美学・崇高批評―ハロルド・ブルーム
6 始源に対立する始まり―エドワード・W.サイード
7 文学とキリスト教―ひとつの視座
8 カタルシスかプレローマか―キリスト教的悲劇の可能性
9 叙事的の語り―ジョン・ミルトン『失楽園』の構造的解釈
10 テキストの表層―T.S.エリオット『荒地』をどう読むか
11 バラ園体験の詩的形象―T.S.エリオット『四つの四重奏』の構造
12 弱者の見果てぬ夢―D.H.ロレンス『アポカリブス』
13 殉教者はヒーローになれないか―ショーン・オフェイロン『消えゆくヒーロー』
14 フィクションとしてのメタ言語―ハーバート・リンデンバーガー『サウロの失墜』
15 サタン・悪魔・悪霊―その呼称をめぐって
16 〈タイポロジー〉について
17 〈プロット〉について
18 〈フィクション〉について

反美学
ポストモダンの諸相
Foster,Hal/室井尚、吉岡洋 勁草書房 B6 308頁 3,200円 1987年4月 4326151919 
さて今や、フーコーの言葉づかいを借りて分析されるべき、もうひとつの監禁制度―美術館―および科学―美術史―が存在する。それらは、われわれが近代芸術という名で知っている言説を可能にする前提条件なのである。モダニティの意味と解体を探り、ポスト・モダンのゆくえを示す。 序文 ポストモダニズム(ハル・フォスター)
1 近代―未完のプロジェクト(ユルゲン・ハーバーマス)
2批判的地域主義に向けて(ケネス・フランプトン)
3彫刻とポストモダン―展開された場における彫刻(ロザリンド・クラウス)
4 美術館の廃墟に(ダグラス・クリンプ)
5 他者の言説―フェミニズムとポストモダニズム(クレイグ・オーウェンス)
6 ポスト批評の対象(グレゴリー・L・ウルマー) 7 ポストモダニズムと消費社会(フレドリック・ジェームソン)
8 コミュニケーションの恍惚(ジャン・ボードリヤール)
9 敵対者、聴衆、構成員、そして共同体(エドワード・W・サイード)

あごら叢書
野蛮としてのイエ社会
関曠野 御茶の水書房 A5 401頁 2,600円 1987年3月 4275007344 
野蛮としてのイエ社会―村上泰亮・公文俊平・佐藤誠三郎共著『文明としてのイエ社会』(中央公論社刊)を読む
完全な国家と不完全な「資本主義」―現代ソ連論
学知・権力・植民地化―エドワード・W・サイード著『オリエンタリズム』(平凡社刊)を読む
教育のニヒリズム
「教育」と「教育論」の混乱
いじめ―役割演技の喪失
「教育問題」なるものは存在しない 家の平和と主権について
エコロジーと科学技術
「現代思想」は存在するか
マルクスと法―法の唯物論的概念をめぐって
構造的暴力としての資本主義―自著『資本主義―その過去・現在・未来―』へのコメント
マルクスのあいまいさ
貨幣・商業・資本主義
資本主義はどのように成立したか
小判ザメ民族の戦後の終り
シヴィリアン・コントロールの脅威
批判の小思考原理
テキストの考古学
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